8/25 チューニョ◇乾燥じゃがいも アンデスの保存食
この灰色と白の丸いものは、石ではありません。これはじゃがいもです。じゃがいもの原産地、南米アンデス地方で保存食として作られている「チューニョ」という乾燥じゃがいもです。
高地の寒暖差を利用して凍らせては溶かしてを数日繰り返し、ぷよぷよになったじゃがいもを足で踏んづけて水分を出し、発酵し乾燥させるとこんな石のようなじゃがいもになります。白いチューニョは「トゥンタ」と呼ばれます。
これを冬の間水でもどして様々なじゃがいも料理に使います。
この度、はるばる南米ボリビアから娘夫婦を迎え同居することになりました。ボリビア人の夫が持参したチューニョを料理してくれました。上のじゃがいもは普通のじゃがいもで下の白いのが灰色のチューニョをゆでてスパイスのきいたスープにタマネギとトマトを載せたシンプルな家庭料理。チューニョは、弾力のある食感と無機質なあっさりした味わいで、おかゆにスープをかけて食べているような感じです。あっさりと食べられます。