今年3個目のイチジクが熟しました。これまでで一番大きいです。これからも毎年たくさん成ってくれるといいのですが。
今日は町内の日枝神社の春のお祭りの日です。神社に紅白幕が張られて、町内の人達がお祝いをもってお参りするだけで、特にお神輿など何もないのですが、町内では昔からのおめでたい日です。
昔は、どの家でもお赤飯を炊いて、神社にお供えして、代わりに集まった赤飯の一部を「お護符」としていただいて帰るということを行っていましたが、今ではそれもなくなりました。
せめて、家でお祝いに赤飯を食べようと思い、レシピを見ながら炊いてみました。小豆は昨年たくさん収穫して、餡子などを作ってもまだたくさん残っています。100グラムもあれば十分一回分のご飯が炊けます。香りもよくピンクの色合いもよく、昨年の収穫の果実を味わいながら、今年の豊作を願いました。
ゴーシュの畑の西の端はウドとこごみが採れるミニ山菜園。ウドの収穫は終わりを迎えましたが、一方こごみの方は草や枯草の中から新芽が次々と顔を出しています。ぜんまいのようにくるくると丸まっている葉が伸びてピンと広がっていきます。広がらない柔らかいうちに摘み取っておひたしなどにして食べます。
ただ、今年のこごみはどうも小ぶりです。ひととおり採っても手のひら一つ分ほど。去年あたりからの現象で、できるだけ草を採っているのですが、かえって雑草の方が勢いが良くなった感じです。おまけに1週間ほど前には霜にやられて黒くしおれてしまいました。その後は順に芽を出していますが、大きい株が見当たりません。来年はどうなるやら。
フェンネルはその香ばしい緑の香りが魚料理と相性がいいとして利用されるハーブです。
2年ほど前からゴーシュのハーブ園でも栽培しています。本来は一年草なのですが、冬越しさえできれば、春には前年の株元から新しい芽が出ます。今年は3株ほど生き残ったようで、一株はすでに葉が茂り始めました。枯れた株の分は新たに種をまいて新芽を捕植しました。
早速ですが、新鮮なうちにふさふさの若芽を食してみることにしました。白身魚のムニエルにかけるためにフェンネルのソースを作ることにしました。フェンネルの葉茎とにんにく、チーズ、オリーブオイル、塩をプロセッサーで混ぜるだけで出来上がり。香ばしい香りが食欲をそそります。バジルソースのジェノベーゼと作り方は基本的に同じなので、夏場に新たな株が大きく育ったら、たくさんソースを作り置きしておくのもいいかもしれません。
長芋は4月に種イモを植えて夏場にツルが伸びて地中に芋を作り始め、秋にツルが枯れると収穫の時期を迎えます。しかし、無理して掘り起こさなくても、地中に埋まったままで冬越しして春に収穫してもまったく問題ありません。昨年の秋は何やかやと忙しくて手が回らず、自然薯10株、長芋8株すべて冬越しということになりました。
春になって自然薯から順に収穫をしていますが、なにせ地中深くまっすぐに伸びていることから、その掘り出しも簡単ではありません。自然薯で50~60㎝、長芋は1m近く掘ることになります。
自然薯10株掘り終わり、今回は長芋の4株目。ツルの根元を見つけて縦に掘り進みます。芋に傷をつけたり折ったりしないように細心の注意が必要です。芋の先端が見えたところで芋が二つに分かれています。なおさら慎重な作業になります。芋の周りを掘り進んで、とにかく、どんなに疲れても芋の先端まで掘り進むまでは、芋を引っ張らないこと。ポッキリ折れてしまいます。今回はなんとか完全形で収穫できました。2本目は長さも80㎝腕のように太い大物獲得となりました。
1月7日は人日の節句。江戸幕府が定めた国民の祝日・五節句の一つだそうな。節句は季節の植物にちなんでおり、人日の節句は春の七草。春が訪れて芽を出した草を食して今年の豊作、無病息災を祈念するとか。雪深い山形では、草草は雪の下に眠っていることから、1月7日には納豆汁を作って食するのが習わしになっています。
納豆汁用の納豆を自家製で作りました。原料の大豆はスーパーで購入したものですが、やわらかく煮て、納豆菌で発酵させると、大粒でふっくらとした豆の香りのする納豆に仕上がります。これをつぶして塩出しした山菜や水で戻したいもがらや豆腐を煮込んだみそ汁に溶かし込みます。真冬の寒さで凍えた身体が芯からあったまります。
7月の上旬に梅の木になったたくさんの梅が黄色く色づき始めて、ポタリポタリと落下を始めました。大きめの実を見繕いながら4キロほどを梅干し用に、1キロほどを梅ジャム用に収穫しました。
梅干し用は塩漬けにした後、赤じそも漬け込んで、梅ジャム用は洗って冷蔵庫で追熟させました。
土用に入って、今日は朝からお日様が顔をのぞかせてくれたので、梅干し用の梅を天日干しにしました。ついでに、梅ジャム用の梅も鍋で煮込んでジャムにしました。梅干しも梅ジャムもそれぞれの芳ばしい香りを漂わせています。
梅はその酸っぱさの素となるクエン酸などの成分が身体に良いと昔から言われています。その効能を調べても、幅広すぎて、一口では説明できないようです。今年も梅の木の下は落ちた梅で黄色になっていますが、せっかくの梅の恵みを無駄にしないよう、梅干しと梅ジャムで1年を通じて味わっていきたいと思います。
最近、ゴーシュの畑に行くと必ずその場にたたずんで眺めてから帰ってくる一角があります。それは、プリンスメロンのツルが茂っている所です。昨年のマクワウリの経験を生かして、同種ながらより市販のメロンに近いプリンスメロンに挑戦。6株の苗を植えるとツルが元気に伸び始めました。親ヅルを摘心してしばらくして、そろそろ子ヅルの摘心をしようかと思って見ると、もう、子ヅルに実が続々と付いていました。子ヅルを一応摘心しましたが、葉や孫ヅルがさらに茂って、見る度に着果の数が増えています。葉の陰の下で膨らんでいる白い球を探しながら数えると、今日の段階で20個から30個くらいになっているようです。
さて最初の玉が熟するまであと10日くらいだとは思いますが、果たして無事に収穫できるでしょうか。昨年のマクワウリの場合、熟したサイン:ヘタの所の茶色の輪っかが見えたらすぐに採らないと猛暑の元で次の日には破裂したようにグシャグシャになってしまいました。そして、甘みも期待したほどでなく、ほとんど食べずに終わりました。まだ、ブロックまくわうりが冷凍庫に眠っています。プリンスメロンだからと言って本当に甘くなってくれるでしょうか。
お店で買ったおいしいプリンスメロンの味を想像して、ついつい大豊作への期待が膨らんでしまいます。
じゃがいも畑は、葉の成長の勢いもすっかりなくなり根元から倒れて葉っぱも随分黄色くなってきました。緑の歯がなくなって枯れ始めれば地中のイモも成長を止めます。でも、このくらいでも今年のじゃがいもの出来具合が大体わかりそうです。
数ある品種の中から、たくさんの茎を出して黄色くなっているメークインを一株掘ってみることにしました。そしたら、小粒もありますが、こぶし大に膨らんだものも3つほどあり、種芋2分の1からにしては随分な量が採れました。
今年は土寄せを早めに行い、畝の高さを高くしました。新しいイモは種芋よりも上に出来やすいので、イモが膨らむ空間を確保したことになります。一方、花摘みや芽かきで大きなイモを充実する対策には、余り手が回りませんでした。
その結果は、まだ1株しか見ていませんが、まずまずという感じです。土寄せの効果が大きいようです。来週以降、芋掘りが本格化しそうですが、今日の感触どおりの収穫となるか、楽しみです。
葉がふわふわの毛糸状になって芳ばしい香りのするハーブ、フローレス・フェンネル。一昨年から植え始めて、前年の株から新しい芽が出るので、今年もふわふわの葉っぱを見ることが出来ました。そして、黄色のつぶつぶの花も咲きました。
フェンネルの香味は、魚の生臭さを消してくれることから、フェンネルは魚料理によく使われます。
一昨年から、「フェンネルとイワシのパスタ」が定番料理となりました。フェンネルを茹でた緑の汁でパスタを茹で、イワシをニンニク・松の実・パン粉を混ぜたふりかけとオリーブオイルで炒め、最後にパスタとフェンネルと合せます。イワシやオリーブの脂分があって結構こってりしますが、フェンネルの香りと食感が野趣溢れる爽やかさを醸し出して、そのバランスが絶妙です。
今回は、茎が細く硬く伸びてしまい、茹でても柔らかくならず取り除いてしまいました。茎と茎元を太らせてさらにフェンネルを楽しみたいものです。
玉ねぎの収穫が終わりました。
2畝分約250個。その4分の1は紫玉ねぎです。畑からしおれた葉っぱ付きで運んできて日陰で数日乾燥させた後、洗濯の物干し竿に、10個くらいずつ束にして麻縄で吊しました。これで玉ねぎが暑さで休眠する秋まで乾燥保存しておきます。料理で必要な分を少しずつ縄から摘み取るようにして使いますので、秋に玉ねぎが目覚める頃にはほとんど残っていないかもしれません。
端っこには、ニンニクも掘り上げて、品種ごとに束にして吊しました。
玉ねぎもニンニクも、ゴーシュの畑としては史上最高の豊作です。これに浮かれることなく来年も豊作となるよう頑張りたいと思います。8月半ばには苗作りの種まきが始まります。
トウモロコシがグングン育っています。
種まき時期をずらして4種類のトウモロコシを育てています。約4週間の時間差です。第1陣の「ゴールドラッシュ」は雄花が咲いて幹元には雌花が穂を出して穂の下が膨らみ始めています。第4弾の「あまいバンタムDX」は、まだ30センチくらいの高さで成長途中。高さも丁度4段に分かれて段々畑のようです。
一方、紫のトウモロコシ「もちもち太郎パープル」はどんどん背を伸ばして高さ2メートルを超えました。茎も太く根の張りもしっかりしていてちょっとくらいの風では倒れる心配もありません。ただ、これだけ高く伸びても雄花も雌花も出てくる気配がありません。いつまで成長を続けるのでしょうか。初栽培の品種は先が読めない分心配でもあり楽しみでもあります。
絹さやえんどうとスナップえんどうの収穫が最盛期を迎えています。今日はスナップえんどうがアイラップ一袋1キロほど採れました。昨日は絹さやえんどうが同じくらい採れています。1日おきの収穫でもさやの成長は勢いよく、一度見逃すと2日には豆が丸々と太りさやがパンパンに。それでももったいないから採って食べます。
スナップえんどうは、専用の品種ではなくてエンドウ豆を植えて豆が出来るまで待たずにスナップえんどうの大きさになったときに収穫しています。特に違いはないようです。
炒めたりサラダや味噌汁に使ったりして消費していますが、そろそろレシピネタも尽きそうですが、もうしばらくエンドウの季節は続きそうです。その後には、さやいんげんが控えています。
ゴーシュ・ガーデンにはお稲荷様があります。
ゴーシュ・ガーデンのある東海林(とうかいりん)家は、昭和初期に建てられたという、それなりに古い家です。その頃も東北地方の農村部では、家の敷地内に屋敷神を祀ることが多かったようです。そして、屋敷神の多くは農耕の神様である稲荷様を祀ることが多かったようです。
ゴーシュ・ファクトリーとしても、ゴーシュの畑やゴーシュ・ガーデンでの作物が立派に育つようにと願い、それが五穀豊穣を願う稲荷信仰の思いと重なる部分もあることから、ささやかながら屋敷のお稲荷様の環境整備も行っております。
ちなみに、お稲荷様の使者とされる白狐の置物は、お隣宮城県岩沼市の竹駒稲荷で、赤い鳥居のお守りは稲荷神社の総本山、京都の伏見稲荷で求めた物です。
今日は、夏至。お天道様が、一年で一番高く昇る日です。太陽の恵みにも感謝し、併せて今年の豊作を願い、新たな気持ちで参拝をしました。
今年のトマト畑はこんな感じになりました。
先週、せっせと耕やし、畝を作り、苗を植えて、ラインナップが出揃いました。
ミニトマトも含めて、今年は6畝、60本。昨年の1.5倍の規模です。
桃太郎は昨年同様20本。スタンダードな品種で安定感があります。今年は麗夏を倍の20本に増やしました。昨年、桃太郎よりも大粒で赤い実が採れました。それから、中玉トマトを10本、ミニトマトを10本。ミニトマトは今年からトマト畑に統合し植えてみました。大玉、中玉と同じく1本仕立てでやってみようと思います。品種も丸形の千果(ちか)に変えてみました。
チラホラ花も咲き出して、間もなく支柱立てとテント張りを行って、トマト団地が完成します。
東北地方も梅雨に入って明日からは30℃の真夏日の予報も出ています。野菜も草も花も成長の勢いを増しています。
さて、ハーブ園の方ですが、少しずつハーブの草たちが揃ってきました。
南側から行くと、
・ラベンダー:株が少ないですが今年も紫の花を咲かせました。
・ローズマリー:草藪の草を取ったら小さな小さな芽が5つほど出ていました。これから大きくなることでしょう。
・ボリジ:草丈30㎝くらいで蕾が出来ました。もうすぐ咲きそうです。
・タイム:小さな葉を出しながら少しずつ伸びています。
・パセリ:こちらもようやくパセリだとわかるくらいに大きくなりました。
・カモミール:花を咲かせる株が増えてきて、連日花摘みに追われています。ドライハーブも少しずつ溜まりつつあります。
・セージ:ポットから移植して少しずつ葉が増えています。
・レモンバーム:昨年までの株から新しい葉が出ています。
・フェンネル:ふわふわの葉っぱが少しずつ伸びて、軸も少し太り出しました。もうすぐ収穫の時期となりそうです。魚料理に合うのでイワシとのパスタを作る予定です。
・ミント:生命力旺盛で今年もグングンと葉を茂らせています。さっそくドライハーブを作って、ハーブティーにして楽しんでいます。
夏までに植込む野菜の種まきはひととおり進み、晩生の豆類の種まきを始めました。枝豆ではだだちゃ豆とメイン品種の秘伝豆。その後、黒豆、小豆、大豆も播かなければなりません。芽出しが難しいので、まき方ををいろいろと調べましたが、なかなか具体的に書いてある物がありません。春まきの枝豆の芽出しがうまくいかなかったので、最初に2時間ほど水につけてから水をたっぷり吸ったポット土の上に3粒ずつ。置くときには芽の出てくる豆の「お歯黒」を下にして、その上に種まき専用の軽い土を乗せて、後は水をやらずに豆が起き上がってくるのを待つことにしました。一昨日、秘伝豆の第一弾をまきました。
今朝、豆が動き始めたかなと思い、育苗器をのぞいたところ、ポットの土に点々とくぼみが。土が陥没したのかと思い触ってみると、豆がない!あわてて他の豆をそっと探してみると、なんと、60粒のうち17粒がありません。豆泥棒の犯人は誰だ?まさかまさかの鳥ではないでしょうか。日が差すと育苗器の中が超暑くなるので、両脇は風が入るように開けていました。そのわずかな隙間から入って食べていったとしか考えられません。鳥対策は十分と思っていたのですが、敵もさる者です。
玉ねぎの玉が日に日に大きくなっています。赤玉ねぎも白玉ねぎも大きい物は直径15㎝くらいになりもう収穫してもいいようなものですが、まだ葉っぱが元気にツンツンと立っています。これがパタパタと倒れだしたら収穫のサインです。半分以上倒れるまで収穫を待ちますので、玉ももう一回り大きくなることでしょう。
お店では玉ねぎが高くて話題になっています。昨年の北海道産が台風などで不作だったのとこの春の新玉ねぎが産地の佐賀県などで天候不順で出荷が遅れていることで超品薄となったとのこと。中国からの輸入品も上海市の都市封鎖で入荷が止まったとか。スーパーではいずこも1個120円以上しているようです。普段の2倍から3倍の値段ですね。
ゴーシュの畑では、昨年秋からの冬越し玉ねぎがトウ立ちしてねぎ坊主畑になりましたが、玉も膨らんでいるので、連日収穫しています。トウ立ちした芯は固くて食べられませんが、その回りは通常の玉ねぎとして食べられます。今のところ、玉ねぎ食べ放題。そして、今年の玉ねぎの収穫も始まるので、収穫玉ねぎの処理が一苦労となりそうです。
今年もトウモロコシを植えます。昨年同様に、4種類の品種を種まきの時期をずらして苗を作ります。畑への植込みも1か月くらいの時間差ができ、収穫も半月以上の時間差ができます。茹でトウモロコシは日持ちがしないので、できるだけ長く楽しめるよう、一工夫しています。
今年は、もう一つ、紫のトウモロコシに挑戦です。芽出しから苗の成長が思いのほか順調で、発芽率100%。そこで、通常のトウモロコシの1品種20本のところ、倍の40本育ててみることにしました。
紫のトウモロコシは、茹でトウモロコシでもおいしいそうですが、南米の人たちが日常的に飲んでいるジュース「チチャモラーダ」を作って飲んでみたいと思っています。南米に行ったり南米料理店で飲んだ人はとてもおいしいと言います。このまま順調に育ってくれて、大きな実を付けてくれることを願っています。
里芋は山形名物「芋煮」の主役です。9月中旬に馬見ヶ崎川河畔で開催される日本一の芋煮会でシーズン入りして、晩秋まで野外や飲食店、家庭で牛肉とこんにゃくとネギとキノコを醤油味で煮込んでトロトロに柔らかい里芋を賞味します。
さて、その里芋の種芋をいつ畑に植込むかが問題です。里芋は南方系の芋なので暑さと水が欠かせません。ただ、芽出しには自分の水分で行うので水は不要で、逆に腐敗の原因にもなります。
昨年は、4月早々に15㎝くらいの高い畝を作って1個ずつ15㎝くらい深く埋め込んで黒マルチをして地温を上げて芽が地上に出たらマルチに穴を開けて水をたっぷりかけて成長させる、という方法をとりました。でも、発芽率が6割くらいと低かったのです。
今年は、種芋をほったらかしにして、「芽が出るまで待とう作戦」で行くことにしました。ようやく芋の先が緑になりちょっと芽を出し始めました。これを畑に持ち込み、畝を開いて1個ずつ穴を作ってその中心に頭が出るか出ないかくらいに埋め込みました。芽が伸びるに応じて土寄せをして葉っぱが出た頃から水をたっぷりかけたいと思っています。さて、うまく成長してくれるでしょうか。
爽やかな春の日は過ぎ去り、25℃くらいの気温でもムシムシして作業をしていても喉が渇きます。野菜の芽出しも苗の成長も進み出しました。でも、雑草もスクスクと伸びていますし、虫たちがイソイソと登場してきています。大変な季節の到来です。
ネギと玉ねぎは次々とトウ立ち(茎が生えること)して、その咲きにぼんぼりのような蕾を付けます。冬越ししているので、低温に触れて花を咲かせようとしてしまいます。このねぎ坊主は、摘んで天ぷらにして食べるとおいしいのですが、茎が芯まで乾燥してしまって、その株はネギも玉ねぎも固くて食べられなくなってしまいます。だから、トウ立ちしたらできるだけ早くその株をネギや玉ねぎとして食べてしまうしかありません。ニンニクなどもこれからトウ立ちを始めます。こちらは、早めに茎を摘んで、ニンニクの芽として食べることができます。
今年は、ハーブの種類を充実させようと思っています。ゴーシュ・ガーデンのちょっと丘のようになっているところとその周囲にハーブを植えたり育てたりするつもりなのですが、まだ暖かさが足りないのか、種を播いても芽が出ないものも多い状況です。
南側にローズマリー、タイム、パセリ、ボリジ、スープセロリの種を播きましたが、今のところ発芽して順調に伸びているのはボリジだけ。その隣にはバジルを移植予定で、こちらは発芽済み。北側にはカモミールの種を播き、雑草とともに何とか育っています。
その北側には以前から根を張っているミント、レモンバーム、フェンネル。ここにセージとチャイブを移植しようと思っているのですが、まだ芽が出ません。
東側の狐のマスコットの後ろはベリー系です。左にラズベリー。去年の株も残っていますが新芽も少しずつ出始めています。右にはブルーベリー。植えて5年以上たつ株は、今年もたくさんの白い花を咲かせてくれました。どちらも実の摘み取りが楽しみです。
引き続き天気がいいのですが、風が出てきましたね。
種まきも今シーズンの峠を越えつつあります。春物夏物の根菜果菜豆類などを播いてきましたが、そろそろ葉物野菜もいいかなという時期になりました。あとは、花物もそろそろ播かないといけません。
葉物は収穫までの期間が短いのでどうしても後回しになります。それでも、6月半ばには採れ始めるでしょう。一斉に育つので、間引きなどの手入れが大変です。あれよあれよというまに育つので、収穫すら追いつかなくなります。だから、種まきの時は、播く種の数に注意します。葉物の種は安くて大量に入っているので、どうしてもバラバラとたくさん播いてしまいます。それが後の間引き地獄を招きます。葉物は普通、筋まきして間引きますが、それですら大変なので、かぶや玉ねぎなどに使う穴あきの黒マルチを使って15㎝間隔の穴に種を播いています。ちゃんと育ってくれれば、それでも最終的には密な状態になります。ただ、種が残るのでもったいなくて去年の残りを播いたりもするのですが、てきめんに発芽率が悪くなります。加減が難しいところです。
ともかく、2畝に10種類の葉物野菜の種を播きました。
今日は立夏。最高気温29℃と本当に夏を思わせるような陽気になりました。でもカラッとして気持ちよい一日。この時期、雑草も虫も活動がまだ序の口ですので、種まきや植え込みに精を出すことができます。 さて、ゴーシュの畑には、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーのアブラナ科の玉になった部分を食べる玉菜の御三家を植込みました。4月8日に種を播いてから4週間。今年もここまで成長してくれたことに感謝です。根付いたら1株に4本ある苗を順に1本まで間引きます。昨年の収穫残りのかぶや青菜が黄色い花を付けてモンシロチョウが舞うのどかな風景が脇に広がっていますが、これが青虫による食害の前兆です。今年も収穫間近には虫との戦いが待っています。7月の収穫までにはまだまだ道は険しです。
山形はハナミズキが満開です。街路樹の花や庭先の花を見ると、今年は花付きが良くてとてもきれいです。
ゴーシュ・ガーデンにも何本かハナミズキが植えてありますが、これまでほとんど咲くことのなかったピンクのハナミズキの高木が、初めて満開の花を咲かせました。1メートルくらいの苗木で植えてから10年くらいはたったと思われます。3~4メートルの高さに成長しました。これまで、白のハナミズキはきれいに咲き成長してくれましたが、ピンクのハナミズキはどれも花付きが悪く伸びも良くありませんでした。これからは毎年咲いてくれることを期待します。
逆に、白のハナミズキで一番の花付きだった株がとうとう枯れてしまいました。豪雪での枝折れと昨年の害虫による食害が悪かったのでしょう。西側の白いハナミズキは今年も元気です。
昨年11月に植え付けた玉ねぎは、大雪に耐え、雪の下でのネズミの大暴れに耐え、雪融け後から再び成長を始めました。緑の葉を真っ直ぐに伸ばしいよいよ葉元に玉を作り始めました。
前年はネズミに株を荒らされ、半分近くが枯れてしまいました。今回はある程度の数を収穫したいので、歩留まりを考えて、たくさん苗を植えました。赤玉ねぎも含めて全部で350株。春先の補植の成果もあって350株すべてが育っています。これは収穫が期待できようというもの。
おまけに、昨年9月にミニ玉ねぎを植え付けた165株も、昨年秋から葉玉ねぎとして採りながらも、まだまだ100株以上が残っていてこちらも玉が大きくなっているので、大量収穫の夢はふくらみます。
収穫予定は6月中旬です。
観測史上に残る4月末日の積雪から冷たい雨の5月1日を過ごして、ようやく日も差して気温も回復してきました。
しばらく畑に手を付けられませんでしたので、久々に手入れをしながら、収穫できるものは収穫しました。本日の収穫は左のとおり。
長芋残り4株のうち2株を掘りました。全長77センチ。昨年植えた10本のうちでは最長でしょう。あと2本ありますが。
冬越しした葉玉ねぎは再度成長を始めていて、玉も少しずつ大きくなってきています。1株で2個以上に分けつしたものから葉玉ねぎとして収穫しています。スープに炒め物にお鍋に、結構万能です。
ウドは続々と芽を出し成長しています。もう少しで固くなりそうなので、食べられるうちにと思い、数本掘り出しました。
間引き菜も結構な量です。大根とかぶを間引きました。大根は1穴3本を2本に、かぶは1穴5~6本に。味噌汁やサラダに重宝します。
そして、椎茸もまだ採れています。
今年の野菜の収穫が本格化する前に、去年の収穫物を整理しようと思っています。土に埋めて冬越しした大根も、貯蔵箱の中のじゃがいもも概ね消費完了。あと、乾燥や冷凍した野菜や果物が冷蔵庫に眠ったままに。それから、豆類がまだ残っています。特に小豆がまだ1キロ以上も残っているので、とりあえず500グラムを餡子にして冷凍保存することにしました。作り方は簡単。茹でこぼした後、じっくり1時間煮込みます。指でつぶれるくらいになったらざるにあけて、砂糖と水、塩少々を入れていい具合になるまで1時間ほど煮込みます。
ここで小豆を潰して漉すと滑らかな舌触りの漉し餡になります。でも、小豆のつぶつぶ感や皮の風味を味わえる粒餡も棄てがたいものがあります。これまでは、漉し餡にしていましたが、今回は、粒餡のままで保存することにしました。皮をとらない分量も増えました。乾燥豆は茹でると3倍になるといいますが、出来上がった餡子は1キロ740グラムと、小豆の量の3.5倍になりました。
もう500グラム残っているので、早めに煮込みたいと思っています。
一昨年の暮れから自家製大豆を使って納豆づくりに挑戦しています。大豆を水に浸して大きくなったら十分柔らかくなるまで煮込んでホカホカの大豆に納豆菌をかけて混ぜたら保温器に入れて1日ほどすると納豆になります。いや、なるはずでした。なかなか発酵せず3日たったところで冷蔵庫に入れて糸を引かない納豆?として食べました。味はイマイチ。2年目は大豆そのものが実らず、産直で地元産の大豆を買ってきて作りました。やはり糸を引きません。保温器の温度が高すぎるのか?それとも市販の納豆から採った納豆菌では力不足なのか?まず、納豆菌を購入しました。3グラム1,080円。上手に使えば100回分くらい使えます。製造元は高橋祐蔵研究所、山形県上山市にあって日本三大納豆菌供給元の一つだとか。さすが納豆好きの山形県ですね。そして、2度、3度と試行錯誤。一度は保温器の中がカラカラに乾いてしまって、豆の表面が固くなってしまいました。春になって地元産の大豆も店頭から消え、今度は北海道産の大豆をスーパーから買ってきて作りました。200グラム200円くらい。とにかくやわらかくなるまで3時間くらい煮込み、保湿管理をしっかりしたところ、今回は、1日で発酵してくれました。保温器からのニオイもあまりしません。常温で1日おいて冷蔵庫へ。さらに1日たって、糸を引く上々の納豆が出来上がりました。毎朝少しずつネギとだし醤油で食べます。大粒ですが大豆の存在感がふんわりとあって病みつきになりそうです。
ウドがもみ殻の山の中から芽を出し始めました。早速根元まで掘り出して切り取って食べてみることにしました。もみ殻を10㎝ほどかけているので、その分光が当たらす、茎の白い部分が長くなります。軟白栽培といいます。白い部分なら、スライスにして生で食べるのもおいしいです。味噌を付けたり、ドレッシングをかけたり。葉も含めて煮物は干しニシンと一緒に。成長が加速する前のこの時期、しばらく楽しめます。
ニラも新芽をスクスクと伸ばしてくれています。種を播いて定植して収穫し始めて3年目くらいです。年々葉が太くなってきています。15㎝くらいの長さになったので少し摘んでお浸しにして食べてみました。柔らかくて甘みがあって、春の一番菜の贅沢なおいしさです。
昨年秋に植えたイチゴの苗は冬越しをして、昨年の葉が枯れて新しい葉が出始めました。イチゴと一緒に雑草もグングン伸びるので、雑草防止と地温上昇のために黒マルチを張りました。イチゴの苗だけが顔を出しています。これからスクスクと成長してほしいものです。
ニンジンの種が一斉に芽を出し始めました。ニンジンは、向光性種子なので発芽には太陽の光が必要です。そのため、種の上にかける土はごく浅くします。ということは、乾燥しやすいということ。ニンジンの種は水分を好みますので、水気が切れると芽を出しません。かといって水をたっぷりかけると水流で種が流されてしまいます。ニンジンは、芽出しが成功したら、収穫までの関門の半分はクリアしたようなものです。もう少し乾燥に注意しながら本葉の出るのを待ちます。
暖かく快晴で風もない絶好の日が続いています。ようやく、じゃがいもの植え付けを終えました。準備していた種芋を5つの畝に埋めてみたのですが、昨年よりも数が少なかったので、もう一畝作り種芋を調達にホームセンターへ。ところが、2軒回りましたが、もうじゃがいもは置いていません。悔しいので、それならば、とスーパーで調理用のじゃがいもを購入しました。1個58円、ちょっと芽が出かかっているものを選んで購入。二つに切って畑の畝に並べました。是非、芽を出してほしいものです。
山菜系の葉物も出回るようになり、ゴーシュガーデンでもしいたけが採れ、そして、2本のタラの木のうち1本の先端に、立派なタラの芽ができました。木の背丈は2メートルを超えて、これ以上上に延ばす必要がないので、葉元から折って収穫。椎茸とともに天ぷらにしていただくことにしました。
今日も一日雨。遅れていた種まき植え付けがさらに遅れそうです。
屋内でもできることをと思い、じゃがいも植え付けの準備をしました。種いも作りです。大きないもは包丁で半分に切り、切り口を乾燥させます。
「男爵」は大きくて半分にしてもまだ大きく4分の1くらいにしたいところ。「キタアカリ」と「アンデス」は去年採れたいもを種いもにします。「メークイン」は大小さまざま。あとは変わり種として実がピンク色の「ノーザン不備-」と実が濃い紫色の「シャドークイーン」。大きないもを切ったら、それぞれ色鮮やかで、是非畑で収穫してみたいものです。
昨日、雨が降る前に急いでハーブの種をまきました。カモミールに続いて、ローズマリー、ボリジ、スープセロリ、タイム、パセリの5種類。多年草のラベンダーもあり、ハーブの丘らしくなってきました。
連日の好天で、草花がびっくりしたように、枯れ葉の下からニョキニョキと芽を出しています。
コゴミが芽を出してくるくると丸まった葉先があっという間に開いてしまいました。開いてしまえば、いずれ他の雑草とともに秋まで繁茂するだけなので、急いで柔らかいとこを摘んで、おひたしにして食べてしまうことにしました。
去年の春に種を播いて、秋に地植えしたアスパラが、鉛筆や鉛筆の芯のように細いながらも、ツンツンと芽を出し始めました。今年はまだ食べるのは遠慮しておいて、来年、指くらいに太くなった芽を摘んで食べてみたいものです。
しいたけもムクムクとあちこちの芽が10個ほど膨らんできています。
タラの芽やうどなどの山菜も芽を膨らませています。
山形は今日も最高気温が26度の夏日。あさってくらいまでこの陽気が続くようです。それから、桜の開花宣言もありました。今度の週末には花見ができそうです。
畑にも少し動きが出てきました。昨年からの冬越しのたまねぎ、にんにくともに、葉が生気を取り戻して緑色を深め、日に日に大きくなっています。たまねぎは、小さくて食べられなかったものを再度植えたものが一畝。昨秋も葉玉ねぎとして賞味しましたが、冬越ししても枯れずに再度玉を作り始めるようです。あとは昨秋に苗を植えた二畝。一畝に180本くらいの苗があるので、全部たまねぎになったら・・・500個を超えそう、などと捕らぬ狸の皮算用をしています。
春大根の芽も出揃い、隣には、かぶやにんじんを植える畝を準備中です。
今日は、気温も上がって引き続き天気がいいのですが、畑はお休みにして、川西町で開かれる井上ひさしの命日(4月9日)にちなむ「吉里吉里忌」に行ってきました。
毎年、井上ひさしゆかりの人を呼んで話を聞きます。今年は渡辺えり。井上ひさしにこまつ座の舞台の出演を依頼され、4か月の日程をあけて待ったが、とうとう台本が1枚しか来ず、延期ではなくて中止になってしまい、以後井上ひさしと疎遠になってしまったことなど、ユーモアたっぷりに、それでいて、平和な世界に向けて演劇人として仕事を続けるという真摯な姿勢を熱く語りました。最後に、井上ひさしの最後の戯曲「組曲虐殺」の小林多喜二が歌う歌詞を朗読しました。
愛の綱を肩に/希望めざして走る人よ/いつもかけ足で/森をかけぬけ/山をかけのぼり/崖をかけおりて/海をかきわけて/雲にしがみつけ/あとにつづくものを/信じて走れ
宮沢賢治の雨ニモ負ケズをちょっと連想させます。
お昼は、川西町など置賜地方西部でよく見かける馬肉ラーメンを食べました。馬肉は、馬と生きる東北の農村の食文化でもあります。置賜公立総合病院前にある「やまき」。どれも馬肉のスープとチャーシューですが、辛味噌ラーメンは赤湯龍上海に匹敵するこってりで辛み十分の縮れ麺。お値段も馬肉醤油600円から。久々に山形らしいラーメンを食べました。
畑に去年のネギの生き残りが20本ほどありました。うまく育てれば、夏場にはそこそこ大きくなって収穫できると思われるので、ネギの畝をつくり、そこに植え替えました。ついでに、ネギの苗を買ってきたものを30本ほど植えました。
ネギは種まきから収穫まで1年半かかります。先日まいた種は、夏場に地植えして冬越ししたものを育てて来年の夏以降の収穫になります。
ネギは食用の白い部分をできるだけ長くするために、何度も土寄せして成長させます。そのため、スタートは溝を掘って、畝の高さはマイナスからスタートします。そのため、根付かせるのが退園です。脇の土が雨で崩れたり、鳥に崩されたりで土に埋まってしまい、何度も失敗を繰り返しています。
育苗器には、秋種を播いた苗や今春播いたものなど、後発隊が控えています。今年こそは成功させたいものです。
今年は、ハーブ園を充実させる計画です。
昨年の秋から、ハーブについてテキストを読んだり調べたりしながら、だんだんとその魅力にはまりつつあります。いろいろなドライハーブのサンプルでハーブティーを飲んでみると、色や香りや効能など一つ一つが違う個性的なハーブへの興味が広がっていきます。
今日は、カモミールの種をまきました。ハーブ園の小さな丘の半分は、毎年カモミールを育てています。7月初旬に白い花がたくさん咲きます。これを摘んで乾燥させて、ハーブティーで楽しみます。甘いリンゴのような香りが魅力です。
去年のこぼれ種から育ったのでしょう、2本カモミールの苗が育っていました。これも生かして、今年は去年以上の収穫を目指したいものです。
今日は二十四節気の「清明」。
春の日差しが届いて、万物が清々しく明るく光り輝いているときという意味です。
雨が上がったもののまだ肌寒い庭で、清明らしさを探しました。花木では梅も桜もつぼみが膨らんでいますが、開花はまだです。サンシュユの黄色の花がそろそろ満開のようです。黄色の花と言えば、今年はミモザの話題を良く見かけます。残念ながらゴーシュガーデンにはありませんが、香りもよく咲きぶりもよさそうなので、いずれ植えてみたいものです。
育苗器の中で、ソラマメが芽を出していました。発芽温度が低く寒さに強いのですが、大きな豆を収穫するまでにはいくつもの困難があります。まずは芽を出してくれたことに感謝です。
それから、きのこコーナーでしいたけのホダ木の何本かで芽を出しそうな膨らみを発見。楽しみです。
今日は一日雨模様。気温も低いので、畑仕事も育苗作業も庭の手入れも何もできません。これからはお日様のご機嫌次第の毎日となりそうです。晴れたら外仕事、雨が降ったら家の中で本を読んだり料理をしたり、晴耕雨読の生活です。
とりあえず、今日は読書の�日となりました。司馬遼太郎「義経」下巻を読みました。NHK大河ドラマを珍しく見続けています。「鎌倉殿の13人」。源平合戦からお話が始まってますが、小説も丁度この頃の義経、頼朝を掘り下げて描いています。ヒーロー義経像ではない描き方に興味がそそられます。運命的な歴史の流れに翻弄される人々の姿の中に、今も変わることのない生きることの苦しさ難しさ、ひたむきに生きることへの感動を感じずにはいられません。最後まで読み上げてしまいました。
庭の木や草花も少し芽を出し始めました。雪融け直後に顔を出したふきのとうは、花が咲いて茎が伸び始めました。福寿草も落ち葉の下から芽を出して、晴れた日には黄色の花の群落になっています。
今日は、晴天に加えて気温も上昇し風も穏やかでようやくうららかな春の日を迎えた気がします。ゴーシュの畑脇の馬見ヶ崎川の堤防からは、なで肩の月山の真っ白な姿を見ることができます。朝日連峰、葉山、東には蔵王連峰と山形盆地を取り囲む山々の中でもひときわ美しい山です。古くから、月山の陰にある湯殿山、羽黒山と合せて、出羽三山として全国から参拝者を集めた信仰の山だということが、この美しい姿を見ると実感されます。
今日は、家族のご祈祷事のために、山形市中心街にある湯殿山神社に行ってきました。明治初期に、湯殿山神社を分社して県庁舎の近くに建てられたものです。山形地域における月山、湯殿山への信仰の篤さを物語っています。
田畑を耕作する人々も、昔から月山・湯殿山の山の神を便りにしながら、雨にも負けず風にも負けず頑張ってきたのでしょう。
今日は一日青空が広がりましたが、まだ風がひんやり。今シーズンの種まき第1号は大根です。
まだまだ気温が低く、霜が降りることもあるので、低温に強い野菜しか畑に放つことはできません。春大根は寒くても割と成長するようです。去年は3月17日に種をまいて3月25日には発芽。5月23日から収穫しています。去年より2週間と2日遅れの種まきです。
「大根十耕」と言われます。大根の種をまくときは、土を10回耕せ、という教えです。土の塊をよく砕いてサラサラにしないと、根が塊にぶつかって「まった大根」(又根)になってしまうからです。耕運機ではありますが、一応5往復して、畝になる所は十回耕しました。それなりに、サラサラふかふかになった気がします。
土寄せして畝をつくり、黒マルチを敷いて、穴開け器で30㎝間隔で穴を開け、1つの穴に種を4粒まきました。29穴できたので、うまくいけば5月末に29本の大根が収穫できます。